3. 人体への誤解を解く
関係性で痛みが変わる?その科学的根拠がここにあります。
痛み止めを飲む前に知ってほしい真実
痛みが出る・出ないの最前線は、あなたの体内で作られる「天然のステロイド」にかかっています。
これは、多くの人が知らない身体の真理です。
一般的な誤解
「痛み=悪いもの、すぐに止めるべき」
この考え方が、実は身体との関係を悪化させる原因になっています。
痛みを「敵」として捉え、「とにかく消さなければ」と戦おうとする。でも、痛みは本当に悪いものなのでしょうか?
身体の真実:体内ステロイドシステム
あなたの身体は、24時間体制で「天然の痛み止め」を作っています。
それが体内ステロイド(コルチゾールなど)です。これは医師が処方するステロイド薬よりも、はるかに精密で安全な自然の調整システムです。
正常な状態では
- 身体が自動的に適切な量を分泌
- 痛みや炎症を自然に調整
- 副作用なしで体内バランスを維持
ところが
現代のストレス社会では、この天然システムが正常に働かなくなっています。
なぜ体内ステロイドが出なくなるのか
慢性的なストレス状態
身体との敵対関係、無理な生活、「頑張らなければ」という思考。これらすべてが慢性ストレスとなり、体内ステロイドシステムを疲弊させます。
緊急事態が続きすぎて、身体の「天然の薬局」が機能停止してしまうのです。
痛みは身体からのメッセージ
痛みは「体内ステロイドが足りていません」という身体からの大切なメッセージです。
つまり、痛みそのものが問題なのではなく、体内ステロイドシステムの不調が本当の問題なのです。
だから起こること
- 同じ姿勢でも、ある日は痛くない、ある日は痛い
- 疲れていると痛みが強くなる
- ストレスが多いと症状が悪化する
すべて体内ステロイドの状態を表しているサインなのです。
関係性アプローチが体内ステロイドに与える影響
身体との関係性が協力的になると、慢性ストレス状態が解除されます。
すると、疲弊していた体内ステロイドシステムが本来の機能を取り戻し始めます。
これが、関係性で痛みが変わる科学的メカニズムです。
実際に起こること
- 同じ状況でも痛みの感じ方が変わる
- 回復力が向上する
- 慢性的な症状が和らぐ
DECORAの関係性身体づくり
体内ステロイドシステムを正常化するために、DECORAでは:
身体の声を聞く 現在の体内ステロイド状態を身体の反応から読み取ります。
最適なアプローチ その時の身体が求める方法で、ステロイドシステムの回復をサポートします。
関係性の改善 日常の身体との関係を協力的に変え、慢性ストレスを軽減します。
身体の賢さを信頼する
あなたの身体は、どんな薬よりも精密で安全な調整システムを持っています。
その力を発揮できる環境を整えること。それが関係性の身体づくりの本質です。
痛みは敵ではなく、身体からの大切な情報。その声に耳を傾けることから、本当の健康が始まります。
でも、なぜ現代人のシステムは疲弊するのか
体内ステロイドシステムがこんなにも重要なら、なぜ現代人はこのシステムが疲弊してしまうのでしょうか?
実は、私たちが「良いこと」だと思っていることが、知らず知らずのうちにこのシステムを燃やし続けているのです。